東京から名古屋へ、ネットで知り合った子に会いに行った(1)
そういえばもう12月だし、クリスマスだなんだと賑っている。
いつも通り。ああいつも通り。
思えば去年の今頃は別の子に夢中だった。
ハンバーグとプリンが好きな子だった。
声が素敵なこだった。
雨の日マンションの上から下を眺めるのが好きなこだった。
そして今回は鶏肉と魚を食べるのが好きで、
キツネとミーアキャットがLIKEな子。
いややめよう。過去はなんのやくにもたたない。
今は掲題のことについて書くのだ。
はじめに
自分はなんとか生きてるサラリーマンで。
ネットで話の合うひとを夜な夜な探すことにエナジー燃やしてて。
かなり卑屈な感じなんだが。
将来のこと考えるとうんざりなんだが。
今回は出会ったのは
「遠距離恋愛、わたしは好きだよ」
っていう女の子だった。
東京←→名古屋
それってアリなの?
いや。
大変らしいけど、遠距離恋愛を実らせる人もいるみたいで。
そういうのを試すのも、ありかなって思った。
結局いつかは僕たち死んじゃうんでしょ?
ならアリだしょ。大あり大あり。
はじまりはバス、Love the Driver Method
夜中に夜行バスに乗る。
この日の乗車客は7人のみ。
平日は空いてるんだ。
サービスエリアで便所休憩、癒しの時。
夜はまだまだ続くでやんす。
雨が止まない。
雨の中、何人ものドライバーが夜な夜な運転するウィークデイも悪くないなって私思うの。
この中にマイルドヤンキーもいるのかしら。
早めに結婚して、子供2,3人拵える人生っていいと思うな。
それ以上の幸せってあるかい?
気づけば名古屋かな
バスを降りた後、凍える体に鞭を打ち、僕はなんとか名古屋の街に足を下ろして。
ふらふらと歩いた。
さすがナゴーヤ、モーニングを朝の5:30からやってる店もある。
ありがてえ、ありがてえ。
そうそう。
気づいてしまった。
俺はバスの中でも眠れる逸材だってことに。
たぶん少数派なんだろう。
でも、眠りたい人は新幹線乗ると、いーよ。
バスは毛布貸してくれるけど、揺れるよー、揺れ揺れだよー。
What`s wrong with you, my friend? なにしたいの?
そういえば宿屋を予約していなかったから、カプセルホテルで手を打つ。
正午からチェックイン。
それまで何をしたらいいのか。
僕は忘れやすい。とても、とても君のことなんて覚えていられない。
だから書こうと思った。
今日一日のこと、忘れないために。
よし、完璧なプランができた。やったぜ!
これで立派な大人になれそうだね。
よかった、よかった。
昨日の夜から何も食べていない。
ようやく腹ごしらえと行こうかと思ったら、
「もうついたの?」
ってその子からLINEが入った。
(つづけ)